大好評発売中の『ブリジット』衣装のヒミツ!衣装クリエイターさんへインタビューさせていただきました!!

今年で35周年になる『ギルティギア』の開発会社である、アークシステムワークスがboothショップを開設しました。ショップには販売されたばかりの『ブリジット』をはじめとした『なりきり衣装セット』が並んでいます。
今回、バチャマガでは『ブリジット』の衣装制作をされたワタリノさんふぉるすどんさんにそれぞれにインタビューをさせていただく機会を頂きました!

ワタリノさんにインタビュー!

ーー自己紹介(名前、普段ショップで販売している商品、モデラー歴など)をお願いします!

ワタリノさん

今回ブリジットのVR用衣装を担当いたしましたワタリノと申します。
ショップではオリジナルデザインの3Dキャラクターを製作販売しています。
モデリング歴は趣味の期間も合わせると8年くらいです。

ーー衣装制作にあたって、特にこだわりをもって手がけられたところはどこですか?

ワタリノさん

原作ゲームのデザインをしっかり再現しつつ、VRChatの世界になじむような表現を心がけて作っています。

ーーアバターの衣装制作において特に気を付けて取り組んだ点はありますか?

ワタリノさん

以前に制作したメイ衣装の際に、着付けをしやすかったとの評価をいただきましたので、今回もできるだけ構造はシンプルだけどディティールはしっかり作りこむという点を心がけました。

ーーヨーヨーがシェイプキーで少し横に開く調整ができるのですが、こちらはどういった意図でつけられたのでしょうか?

ワタリノさん

ヨーヨーには厚みを調整するシェイプキーが入っております。
ギルティギアのアイテムがデフォルトでかなり大きめですので、小さいおててのアバターでも持ちやすいよう調整のために搭載しました。
メイちゃんのイカリにも持ち手を細くするシェイプキーが入っています。

ーー対応アバター以外に着せることを想定していますか?

ワタリノさん

対応アバターに着せる想定で制作していますが、衣装の構造はシンプルですので知識があれば着付けは可能だと思います。

ーー原作を再現するうえで苦労した点はありますか?

ワタリノさん

大きな腰の手錠と、服のすその物理演算は納品前まで細かい調整を行いました。

ーー制作に際してアークシステムワークさんから力を入れてほしい、または気を付けてほしいといわれた部分はありますか?

ワタリノさん

とくにここ!という個所はなく、全体的に演算の動きやデザイン監修は細かく対応していただきました。

ーー前回の衣装制作を経て、今回の衣装制作でご自身の上達を感じられたところはありましたか?

ワタリノさん

腰の手錠は納得いく形で実装できて安心していますが、まだまだ勉強が必要だなと感じることのほうが多いです。

ーーVRChatのユーザーとして企業の取り組みに協力した中で、よかったと感じたことや難しいと感じたことはありましたか?

ワタリノさん

良かったと感じた点は、公式衣装で好きなゲームのキャラクターになりきって遊べるという体験は、ファンにとってとても魅力的だと思います。
ファン同士の交流やキャラクター愛もさらに深まりましたので良い経験でした。

逆に難しい感じた点は、VRChatユーザーの需要だったり喜んでもらえるものがどんなものなのか、ネットの世界はどんどん移り変わっていきますので、常に新しい情報を仕入れておくことが大切かなと感じます

ーー原作をリスペクトしつつ、使用感を高めた造形へのこだわりが伝わりました。ありがとうございました!

ふぉるすどんさんにインタビュー!

ーー自己紹介(名前、普段ショップで販売している商品、モデラー歴など)をお願いします!

ふぉるすどんさん

他アバターへの衣装対応を担当したふぉるすどんです。
実はショップは持っていないんです。衣装を制作しているショップさんから直接ご依頼を受けて、今回と同じように別アバターに依頼された衣装を着せています。モデリング歴は1年半くらいです。

ーー1つのアバター専用服をほかのアバターに対応させるうえで気を付けた点はありますか、また、いちばん難しいと感じたアバターはどの子ですか?

ふぉるすどんさん

元のシルエットや素材感を崩さないようにしつつアバターの体型に合わせたことです。
難しかったアバターは、JINGO CHANNELさんのマヌカが発売されたばかりで慣れていないという事もあり時間がかかりました。

ーー衣装対応させる時にふぉるすどんさんが特にこだわって手掛けられた箇所はどこですか?

ふぉるすどんさん

旧衣装からになりますが梅喧の改修で、肩に羽織っている学ランのドクロの見え方や袖の揺れ方が原作に近くなるように何度も調整しました。

ーー造形が異なるアバターでも同じキャラを魅せる対応に職人魂を感じました。ありがとうございました!

まとめ

『企業公式衣装』という3D衣装制作に新しい価値観を生み出したアークシステムワークスさんと、それを最高の形で世に送り出してくれたワタリノさんとふぉるすどんさん。これからの展開も要チェックです!お二人とも、貴重なお話ありがとうございました!

前回の記事もご覧ください!