夢で見た場所にまた訪れることが出来たら…
懐かしかったり、不思議だったり、ちょっと怖かったり。夢で見た景色をVRで再現したワールドがVRChatで公開されています。
VRで夢の中の世界に入れる『The Dream Diary Project』
夢で見た印象的な場所をVRで再現した『The Dream Diary Project』
こちらのワールドは作者であるA Catさんが直近で見た8つの夢を展示しています。
入り口には英語と日本語訳でワールドの解説が記載してあります。
解説によるとそれぞれのワールドは全て30分以内に制作されているのだとか。
ワールドの中には8つの夢に繋がるポータルが用意されています。
ポータルの前にはその日見た夢の日記が書かれているのですが、その内容は様々。
暗くて怖い夢だったり、幻想的な夢だったり。
どの夢も夢特有の支離滅裂な不可思議さがあって『どんな気持ちでこの夢を見ていたんだろう』と考えさせられるものばかり。
1階の明かりが差し込む暗がりの2階の空間。
なんだか子どもの頃に夜中ふと目が覚めた時の気持ちを思い返しそう。
決してホラーワールドではないのですが、昔の記憶がフラッシュバックのように再現されて、心の中にしまっていた感情が湧き上がってくる…そんな不思議なワールドとなっています。
他にもどこかで見たような家、知らない人々、亜熱帯に沈む車など不可思議なものばかり。
人の夢の中に入るなんて小説の話のようですが、今やVRで現実に体験できるのだから面白いですね。
今敏監督のアニメ映画『パプリカ』では、患者の夢の中に入って心の治療をする装置が描かれていましたが、そういった世界が現実に再現されるのも、もしかしたらそう遠い話ではないかもしれません。