VRChatお待ちかねの新機能『Avatar Dynamics』がベータ版を終了し、本日2022年4月22日より本実装されました。
友達とハイタッチしたい？
鳥のようにバサバサと翼を広げてみたい？
自分の顔を掴んでグニグニしたい？
これらの夢がぜ～んぶ叶っちゃいます！
目次
どんなことが出来るんだ？『Avatar Dynamics』
今回本実装された『Avatar Dynamics』では、VRChatコミュニティから最もリクエストの多かった機能を追加しています。
①お友達とバーチャルでも身体的コミュニケーションが取れるように
『Avatar Dynamics』の最大の特徴は、他のアバターとフィジカルな交流ができることです。
おともだちとハイタッチをしたり、髪の毛をとかしてあげたり…。
VRのメリットを生かした身体的なコミュニケーションを楽しめるようになります。
もちろん『触られたくないな』という時はメニューから設定を変えることが出来ますよ。
今回のアップデートからクイックメニューのランチパッド『絵文字』ボタンがなくなり、代わりに『アバターダイナミクス』ボタンが追加されています。
アバター・インタラクションの設定を詳しく調整するには、クイックメニューの右下にある歯車の『設定』タブをクリックします。
このボタンのアイコンは、アバターの相互作用が『誰も触れない』『友だちなら触れる』『みんな触れる』のどれに設定できます。これによって、いつでもアバター相互作用の設定を変えることが出来ます。
(絵文字は廃止されたわけではなく、従来のボタンの代わりにクイックメニューのウィングからアクセスできるようになりました。)
②アバターの相互作用を個別に設定することも可能
もう少し細かく設定したい？
今回のアップデートからは個々のユーザーに対してアバターインタラクションを有効または無効にする設定を設けることが出来ます。
クイックメニューが開いているときに、ユーザーを選択すると、ユーザーの詳細ページに『アバター インタラクションのオーバーライド』セクションを表示することが出来ます。
ここで、いくつかのオプションから設定を選択することができます。
【Force On】選択したユーザーは、あなたと触れ合う事ができるようになります。
【Force Off】選択したユーザーは、あなたと触れ合う事ができません。
【Use Current Setting】デフォルトで設定した基準に従います。特に設定をしなければすべてのユーザーに対しての標準の設定はこの設定になっています。
ユーザー間で触れ合いを行うには、両方のユーザーがインタラクションを有効にしている必要があります。
他のユーザーがインタラクションを許可しているかどうかは、クイックメニューを開いて、そのユーザーのネームプレートの下を見ることで判断できます。黄色い手のアイコンが表示されていれば、触れ合う事ができるはずです。
また前述クイックメニューの「インタラクションを許可／一時停止」ボタンをクリックすると、それまでの設定に関係なく、すべてのインタラクションを直ちに無効にすることができます。
状況に応じて一時的にインタラクションを無効にしたり有効にしたりするのに便利です。
現在のインタラクション設定を一時停止しても、一時停止を解除すれば、すぐに以前の設定に戻ることが出来ます。
③Questユーザーからも揺れ物の動きが見られるように
これまでQuest単体でVRChatを遊んでいたユーザーは、アバターの揺れ物の動きを見ることが出来ませんでした。
しかし今回のアップデートから、Questユーザーでもアバターの揺れ物の動きが見えるようになります。
友人の髪が揺れている所、スカートがふわりと舞う所など、リアルタイムで物理的な動きを見ることができますよ。
新たな揺れ物設定『PhysBones』
これまでVRChatで揺れ物の設定をする場合は、Unity Asset Storeから有料で『DynamicBones』というツールを購入しなければなりませんでした。
しかし今回からVRChat公式の揺れ物設定『PhysBones』が導入され、だれでも無料で、かつ従来のDynamicBonesよりパフォーマンスの高い（約12～20倍の改善）ツールが導入されるようになりました。
これにより、これまでDynamicBonesを導入してアップロードしたアバターはPhysBonesへ簡単に移行できるよう、直感的に変換できるシステムが用意しています。
また、Dynamic Bonesのサポートは将来的に終了する予定ですが、現時点では、どちらのシステムでもVRChatにアバターをアップロードすることができます。
お次のアップッデート予定は…？
さて、待ちに待った大型アップデートの次はどんなアップデートを予定しているのでしょうか？
OSC、IK 2.0、そしてAvatar Dynamicsと、大きなアップデートが次々と達成されつつある現在。
ですが、VRChat公式ブログによると、これに終わらずもっと多くのことを計画しているとの事。準備が整い次第、すぐにでも情報を公開すると語っています。
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