【コラム連載】バチャマガ交換日記、13ページめ。『Vライフ!』にサークル側で参加した話【やまびこ編】

バチャマガ交換日記とは

様々な記事を書いているバチャマガスタッフが回す、「交換日記」。

このコラム連載では、大体何を書いても良い(VRSNSに関係なくてもオッケー)というフワッとしたレギュレーションでお送りします。VRSNSはもちろん、散歩中に起こった出来事などのリアルの話でさえOKとなります。

つまりなんでもあり。広い心でお読みいただければ幸いです。

前回の日記はこちらです!

交換日記では“二度目まして!”やまびこです。

こんにちは!交換日記2周目のやまびこです。前回は昨年の5月に沖縄に行った話を書きました。

今回も例によってリアル寄りのお話になります。

同人誌即売会行ったことある?

突然ですが、“同人誌即売会”って参加したことありますか?

同人誌即売会とは、個人のクリエイターが、作った同人誌やグッズをその場で頒布する催しです。

毎年夏と冬に東京のビックサイトで行われる『コミックマーケット』(通称コミケ)が代表的ですが、そのほかにも全国各地で大小さまざまなイベントが開催されています。

『Vライフ!』って?

『Vライフ!』は、VR SNSやVTuberなど、バーチャルな世界の人たちをテーマにした同人即売会です。

2020年から神戸で開催されていて、2024年で5回目の開催となりました。

「Vライフ!」は、
・VRChatのようなVRSNSなどで、バーチャル上でコミュニケーションを行う人達
・バーチャルYouTuberやバーチャルキャストのようなバーチャル上で配信活動を行う人達
・VRSNS、配信者向けに販売されているキャラクター
など、自身またはファンが創作として同人誌やグッズ、楽曲という形で頒布し、共有するイベントとなっております。
いわゆる「バーチャルな世界の人たち」をテーマにした同人即売会です。

引用元:https://virtual-life.info/aboutinfo5/

前回以上の盛り上がりを見せた『Vライフ!』

筆者は前回(2023年)の『Vライフ!4巡目』が同人誌即売会初参加。当時は一般の来場者として参加し、会場の熱気を感じていました。

また、2024年3月に名古屋にて開催された『Vライフ/N!』にも一般参加し、バチャマガでレポート記事を公開しています。

今回の『Vライフ!5巡目』では、60を超えるサークルが参加して、サークル参加、一般参加ともに前回以上の盛り上がりを見せていました。

ホワイトボードには書置きがいっぱい!

初めてのサークル参加

今回の『Vライフ!5巡目』ではサークル出展者側として参加。とはいっても、自分が何かを頒布したのではなく、妻が制作したアバターのリアルグッズを頒布するということで、売り子としてお手伝いで参加しました。

サークル参加って何をしたらいいの? というところから

とはいえ、筆者も妻も同人誌即売会に出展するのは初めて。何をしたらよいか右も左もわからなかったため、出展経験のあるフレンドの力を借りて何とか出展にたどり着くことができました。

(後で聞いたところ、そのフレンドにそそのかされて後押しされて出展を決めたのだとか。)

事前にVRChat上で打ち合わせをして、何を用意しておけば良いか確認したり、当日も遠路はるばるお手伝いに来ていただいたりと、本当におんぶにだっこ状態でサポートしていただき、ほんとにありがたかったです。

当日の感想

筆者は売り子として参加しただけで、自分の作品を頒布したわけではありません。それでも、対面で作品を頒布するのは、オンラインでの頒布とは違う良さがあるな~と感じました。

オンラインでは、売れた数は数字でしか分かりませんし、購入したとSNSに投稿してくれない限りは誰が買ってくれたのかは分かりません。

しかし、リアルイベントだと、来てくれた人に頒布するので、「ひとつください」という声かけと、「ありがとうございます!」のお礼のやり取りを通じて、作品が直接人の手にわたっているという実感がわきました。

2025年はバーチャル界隈でも即売会がアツい!

年々盛り上がりを見せるバーチャル界隈のリアルイベント。2025年もいくつか開催予定のイベントがあります。

東京では、『VR SATELLITE』、『出張版!VRCくりえいてぃ部』というイベントが開催される予定です。

https://twitter.com/ebi_gohan/status/1862813831900041423

また、神戸で行われた『Vライフ!』も、『6巡目』が11月に開催予定。

名古屋でも『Vライフ/N! 2025』が6月15日(日)に開催される予定です。

2025年はVR関連のリアルイベントがこれまで以上に多くなりそうです。

リアルイベントに見出した“ハレ”

ここからは、『Vライフ!』を含めたリアルイベントに参加してみて、感じたことを記します。

筆者がVRChatを始めて早4年が経ち、VR空間はすっかり日常の延長線になりました。これはあくまで私見ではあるものの、VRでの大規模イベントが年々増えてきて、イベントから得る非日常感、いわゆる“ハレ”を感じにくくなってきました。

筆者がリアルイベントに参加したいと思うのは、もちろんなじみのフレンドさんとリアルで交流するのが楽しみというのが大きいですが、“ハレ”を感じることができるからという理由もあるのかもしれません。

また、インスタンス人数上限というものがほぼ無く、強制的に同じ“インスタンス”の会場にユーザーが集まるリアルイベントでは、同じ空間から得られる交流量・情報量がVR空間とは段違いに多いものです。これはリアルイベントが回を増すごとに盛り上がり、イベント自体も増えてきている1つの要因ではないかと感じました。

地方格差を解消できる日は来るか

しかしながら、このようなVRChatユーザー同士がリアルで交流できる大規模イベントは、今のところいずれも大都市圏に集中しており、どうしても地方格差を感じる人もいます。

まだまだ発展途中の“VRChat”というジャンルで、大規模会場を使用して多数の集客を必要とするイベントであれば、大都市圏に集中してしまうのはやむを得ないのかもしれません。しかし、これからもユーザーの増加が続けば、交流を主目的としたイベントや、中小規模のイベントが大都市圏以外で開催される日も来るのではないでしょうか。

2025年は、リアルイベントの盛り上がりが地方にも波及する一年になるといいなと思います。

前の方からの質問「今年、記憶に残る何かがありましたか?」

今年2024年で一番記憶に残っていること、ライター活動という面でお話すると、夏の『VketReal』でリアル壁新聞を作ったことですね。2日間開催の初日に取材し印刷屋さんに入稿。二日目に東京と大阪の両会場で配布しました。

“『VketReal』という大きな文化祭を取材してまわる新聞部”のようなムーブができて、そして自分たちの活動の成果が初めて実体をもって多くの方に手に取ってもらえたということで、これまで以上に喜びを感じ、これからも活動頑張ろうって思った出来事でした。

次の方への質問「2025年の抱負は?」

2025年になりました。2024年もいろいろありましたが、これからの一年を良いものにしたいですね。皆さんはどんな年にしたいですか?今年の抱負をお聞きしたいです。

私の2025年の抱負は、「新しい出会いを大切にする」です。こもりがちな2024年だったので、2025年はもう少し外に交流を広げたいなと思います。

それでは次回の交換日記もお楽しみに!

投稿者プロフィール

やまびこ
やまびこ
2020年11月ごろにQuest2を買ったことをきっかけにVRChatにハマりました。
自分が楽しい、面白いと感じたものをお伝えできるよう頑張ります!