VRで『ひとりかくれんぼ』をしたらどうなるのか?

こっくりさんと並ぶ日本の近代都市伝説『ひとりかくれんぼ』

2007年頃に巨大掲示板『2ちゃんねる』のオカルトスレッドで一躍有名になった都市伝説をVRで体験できるワールドが公開されました。

ワールド制作者のオスマンサス(@investor8823)さん曰く、『降霊術を仮想空間でやったらどうなるんだろう』という疑問から制作を行ったそうです。

カメラ、テレビ、スマホ、デバイスの進化と共に幽霊もテクノロジーに順応してきた訳ですが…。時代は進みVR。幽霊は仮想空間にやってくるのでしょうか?

ひとりかくれんぼ Creepy Hide&Seek


危険な交霊術と噂されている『ひとりかくれんぼ』は家の中で行う交霊術です。

こっくりさんのようにとある手順に従って儀式を行うと、部屋の中で様々な怪奇現象が起こるとか起こらないとか。

実際にリアルでひとりかくれんぼを行った人によると、一部では儀式後にポルターガイスト現象やラップ音、はたまた部屋に幽霊が出現するといった報告がされています。


『おばけなんて嘘さ!』と考えている人でも流石に自分の部屋でやるのは抵抗があるもの。

そんな時は仮想空間上の部屋で『ひとりかくれんぼ』をしてみましょう。


仮想空間上に用意された部屋は何の変哲もないワンルームのマンションです。

部屋の中にはひとりかくれんぼをするための小道具と、儀式の手順が書かれたメモが置いてあります。


ひとりかくれんぼのやり方は以下の通り。

【下準備】
①お風呂にお湯をはる
②人形に名前を付ける
③包丁を使って人形のお腹を裂き、ワタを取る
④人形のお腹の中に米を入れる
⑤爪切りで爪を切って、米と一緒に人形のお腹にいれる
⑥縫い針でお腹を縫う

【かくれんぼの仕方】
①隠れる場所に塩水を置く
②お人形に対して『最初の鬼は〇〇(自分の名前)だから』と3回言う
③お風呂場に行って人形をお風呂に入れる
④部屋中の電気を消してテレビをつける
⑤目を閉じて10秒数えたら包丁を持ってお風呂場に戻る
⑥お風呂の人形に『△△(人形の名前)見つけた』と言い、包丁を刺す
⑦人形に『次は△△が鬼だから』と言って、すぐに塩水を置いた場所に隠れる


お風呂の浴槽はキッチン横の壁のスイッチを押すとお湯張りが出来ますよ。

お湯が溜まるのには約2分時間がかかります。

バーチャルなら一瞬でお湯張りをさせることも出来そうですが、あえて時間を待つという行為が色々な不安な気持ちをよぎらせるのに絶妙な時間配分です。


さて、お風呂が沸くのを待っている時間に人形の準備も進めておきましょう。

先程述べた順序通りに人形に仕掛けを作っていきます。

仕掛けを作るのに必要な道具、包丁はテーブルの上。米は冷蔵庫横のケトルが置いてある棚の上。縫い針はキッチンのステンレスの上に置いてあります。


ぬいぐるみのお腹を縫い合わせたら、浴槽に人形を沈めてひとりかくれんぼ開始です。

『最初の鬼は〇〇だから…最初の鬼は〇〇だから…最初の鬼は〇〇だから…』


玄関・リビング・お風呂場・トイレの4か所のスイッチをオフにすると、部屋の中がかなり暗くなります。

部屋の中を歩く際は玄関靴箱上にあるスマホの明かりを頼りに動いて下さいね。


実はこちらのワールド。ワールドそのものはお化け屋敷的なホラー演出やビックリなギミックはありません。

ですが現実であれだけミームと化している都市伝説。
もしかすると本当に、VRにお化けがやってきてくれるかも…?


大元の都市伝説では“儀式は午前3時に行うこと”とあるので、仲の良いお友達と時間をあわせて儀式をやってみるのもいいかもしれません。

なんか『真夜中に集まって検証しようぜ!』って、オカルト研究部の部活動っぽくて良くないですか?

何も起こらなかったね~なんて言いつつ、実はVRゴーグルを付けているから分からないだけで、あなたの部屋に幽霊が来ているのかも…。

もしあなたの身に何らかの“怪奇現象”が降りかかったら、ワールド制作者のオスマンサスさんに連絡してあげてください。

ワールドに遊びに行く

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