配信中止となった伝説の一人称視点ホラーゲーム『P.T』
ホラーゲーム愛好者の中でカルト的な人気を博し、後にリリースされるホラーゲームに多大な影響を与えたあのゲームの再現版(?)がファンメイドで制作されました。
…というものの、本家とはちょっと違ったシンプルなデザイン。
いや、もっと言うとゆる~いテンションのホラーワールドに仕上がっています。
怖いものは苦手だけど遊んでみたい、おともだちとキャーキャー言うのは好き!って人にお勧めしたい、『VRCHAT PT REMAKE』をバチャマガが突撃レポートしていくよ!
うおっ!明るいっ!ホラワ界隈屈指の見通しのよさ
『P.T』は幽霊の住む屋敷の廊下を何度もループしながら探索するミステリーホラーなのですが、VRChatのPT REMAKEも原作と同じく、ワールドに入ると廊下へ続く白い扉が目の前に現れます。
でも原作と大きく違うのが屋敷の明るさ。
ホラーワールドにしてはあまりにも見通しが良すぎる!
心なしか廊下の間取りも広いので、突然おばけが現れたとしても余裕でかわすことができそうです。
恐怖ってなんだったっけ…
原作と同様、ラジオの前を通り過ぎると突然音声が流れだします。
このラジオの音声自体もそれっぽく寄せて作った音源のよう。
ラジオから流れてくる音声は英語ですが『男が銃で妊娠中の妻と娘を撃ったよ、男は謎の呪文を唱えていて、最近はなんだか一家心中の事件が立て続けに起こってるみたい』ってな感じの内容のニュースが流れています。
ラジオを全部聞き終わると次のドアの奥に進むことが出来ます。
何度か廊下の道をループしていると、目の前に白いワンピースを着た女性?が現れます。
『うわ~!これ絶対目の前通ったら驚かしてくるタイプの演出や~!』
…と身構えて進んだものの、目の前がブラックアウトして女性がいなくなるだけで、特にそこまで怖がらせる演出は無い模様。
意気揚々と廊下ループを進めましょう。
途中から辺りが暗くなるので、懐中電灯を持って探索を続けます。
懐中電灯は数に余裕があるので心配な人は両手で抱えて二刀流で進むのもアリ。
懐中電灯の光の強さと照らす範囲はまぁまぁ広め。
とはいえやっぱり暗いところは怖いんじゃないの?
この先絶対なにか飛び出してくるはず…。
いや、絶対飛び出してくるって…
絶対飛び出してくる、絶対飛び出してくる…
ほら~~~~飛び出してきたじゃないですか~~~~!!!
あれ…?
思ったより怖くない。
プレイヤーめがけて飛び出してくるわけでもなく、なんならぬる~っとゆっくり動いてくれるから超安心。
何かあったら『うわ~~~~!』と大声で叫ぼうと張り詰めていた人なら拍子抜けしてしまう演出かも?
でもホラーワールドあるあるな定番演出ではあるので、ここのシーンはお友達と遊びに行ったら絶対盛り上がる山場演出には間違いありません。
この先もたびたびホラーっぽい演出がプレイヤーを待ち受けているので、怖いのか、怖くないのか、その真相を確かめてみてはいかがでしょうか。
ゲームとしては導線がしっかりしていて、ちゃんとエンディングもあるので遊びごたえのあるワールドです。
甘口カレーもそれはそれで美味しいように、怖くない(?)ホラーワールドも乙なものかもしれません。