2月12日(日)に幕張メッセにて開催される、世界最大級の造形・フィギュアの祭典『ワンフェス』にてVRChatアバターのフルスクラッチフィギュアが初出展されます。
ディーラー名は『ぶらっく@黒い工房』
出展ブースの場所は、第5ホール5-13-5です。
目次
VRChatアバターが「ねんどろいど」に!?
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今回出展するのはVRChatユーザーのぶらっくさん。
なんと、グッドスマイルカンパニーから『ねんどろいど』の『承認』を受けて販売されるとのこと。
今回はそんな魅力たっぷりのVRChatアバターねんどろいどたちを紹介していきたいと思います!
今回販売されるアバターは
販売パターンは下記の2通りとなります。
- ガレージキット(購入者が塗装)版 : 15,000円
各アバターにつき、20体販売予定(目標25体) - フル塗装版 : 50,000円
各アバターにつき、1体販売予定
改変したいユーザーのための、各アバターに共通する工夫
パーツの付け外しをしてもなるべく穴の空かない設計!
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![](https://vr-lifemagazine.com/wp-content/uploads/2023/01/VRChat_1920x1080_2021-11-25_03-07-04.951-e1673992040563.jpg)
各パーツは穴を極力付けないようにしていますので、取り付けるパーツを絞ってもキレイな見た目になると思います。
パーツの接着方式は「改変できるなら自分でどっちかを選びたい」というユーザーのために、ガレージキット版は接着剤によるパーツ固定と自分で穴を開けて磁石接着式にするかを選べるようにしました。
フル塗装版は小型強力磁石をあらかじめ使用して固定しています。
ただ磁石ですと、こけた際などに外れるので、ケースに入れて持ち歩く想定だと接着が有用だと思います。
ケモ耳ありなしVerが使い分けられる他、好みのパーツだけ取り付けることが出来ます。
塗装し易くした細やかなパーツ分離
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リボンやネクタイなど、かなり細かく分けてあるので、パーツごとに塗装して後で組み合わせていくことにより、はみ出しをあまり心配せず自分の好みの「色改変」をフィギュアで楽しめるように工夫してあります。
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例えば「京狐」ちゃんの袖の場合、写真の様に肌色と服の色はテープでカバー(マスキング)すれば綺麗に塗り分けることが出来ます
他のねんどろいどと組み合わせた「顔改変」が可能!
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大きさは15cmくらいと、ねんどろいどよりは少し大きめですが顔の大きさはねんどろいど仕様に合わせているので、他のねんどろいどの頭をはめ変える「顔改変」が可能 です。
※ケモ耳キャラの「沙猫」ちゃん、「京狐」ちゃんの髪には人耳スペースがないのでねんどろいど側の耳をカットする必要はあります。
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ほとんどUnityのヒエラルキーとおんなじ構造でフィギュア組み立てができるのか…‼
各アバターフィギュアのこだわり
マルクト
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デフォルメする時に羽と鳥足のサイズ比をどうするのか拘りました。
その結果、特徴的な鳥の足を活かして複雑なポーズでも逆に自立出来る重心にしたんです。
あと、羽飾りは1枚1枚細かく彫刻していて立体感を出しています。
沙猫
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体とジャケットが浮いた構造で造形してあるので、お腹周りが背中まで見えます。
ポージングは、VRアイドルグループのはぴぱれで「沙猫」ちゃん使いのPOYONさんに協力をお願いしました。
帽子の被り方は前後のVerがあり、帽子なしやケモ耳なしも表現可能です。
京狐
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デフォルメ化しても女性らしいボディラインになるように意識しました。
リボン、マント、ネクタイなどの小物は分割して再現しているのでお好みで。
耳の種類が立て耳、現実の物理に従った垂れ耳、VRChat特有の貫通気味の垂れ耳と3種類用意しています。
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あと、「沙猫」ちゃん・「京狐」ちゃんには他のねんどろいどとお手々つなぎポーズが出来る差分の手つなぎパーツも造形しました。
VRChatユーザーには、特別にフィギュアを2体揃えて買わなくても特別にこちらをプレゼントします!
フィギュア化に至った経緯
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かなりガチで作り込んでますが、どうしてアバターをフィギュアにしようと思ったんですか?
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自分のアバターを自分の仕事している机の上に置きたかったんですよ‼
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……最ッ高!!!!!!!!
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業者に依頼して作ってもらうと結構高くつくので、「だから自分で作ってやる!」と思って最初にミニチュア作ったのがこの子です。
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PNGミュージアムでお披露目したら、他の人からかなり好評だったので他のアバターにも取り掛かることになりました。
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他のアバター、というのはリクエストがあったからですか?
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練習として自分が作りたい子をフレンドの中から勝手に選びました!
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VRChatのクリエイターに共通する思想 「ないから作る!」&「周囲にそれをおすそ分け」ってやつですね。
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作者の方に許可は貰ったとあったのですが、その当時はどんな感じだったんですか?
![](https://vr-lifemagazine.com/wp-content/uploads/2023/01/VRChat_1920x1080_2021-11-25_03-07-04.951-e1673992040563.jpg)
まずはケセドちゃんをセフィさんに見せたら、すごく喜んでくれて「他にも作ってもいいですか」と聞いてみたら 、
「全然いいよ!むしろ欲しい!見てみたい!」と快諾して貰えたので、「マルクト」ちゃんの製作が決定しました。
あとは、「自分が知る中で作り込みが好きなアバター」としてひゅうがなつみかんさんの作品が作りたくて許可を貰えないかと連絡しました。
その後、VRChat内で直接会いに行って挨拶をしたら、ひゅうがなつさんがセフィさんとクリエイター仲間で繋がっていて、TwitterのTLで私のことを既に知ってくれていた事もあり、 今回のフィギュア化が実現しました。
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そんなエピソードがあったんですね。
確かにこの界隈はクリエイター同士の距離が近いような気がします。
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デフォルメでも制作者の拘りがちゃんと反映される様に、許可をもらった後も製作過程をセフィさんとひゅうがなつみかんさんにはDMで見て貰っていました。
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原作者へのリスペクトがすごいし、かなり丁寧にやり取りされてますね…!
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あと「自分のアバターをリアルに持っていきたい」という方は多いと思うんですよ。
今だとアクキーやアクスタなどが多くありますが、私としては立体化がよりいいなと思ったのも作り出した動機です。
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立体化するとまた一味違いますもんね。
「もしここにアバターのフィギュアがあったら」と色々考えると楽しそう。
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オフ会で撮影するスマホ画面のポジションとして置いてみたり、旅行中「うちの子」が現実へJoinした写真が撮れたりとかありますよね~。
この価格は今回限り!
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あと、この価格は今回限りです!!
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そういや価格が高く付くって言ってましたよね?
ワンオフでのフィギュア化で依頼した場合、相場はおいくらなんです?
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私が調べた時は、どんなに安くても15万~20万以上かかるって聞きました……。
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えっ!!!!????
5000円(ガレージキット版)と、50000円(フル塗装版)だから
相場の10分の1と、5分の1!!??
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実は、今回初出展ということもあり、値段の付け方を知らなかったため、最初にそれで申請してしまったのですw
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……なんかその商習慣はVRChatで作品を販売する時あるあるですよね。
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造形を知る先達の人たちに「安すぎない?」ってかなり言われたんですが、出展申請時に価格を決めなければいけなくて。
変更は出来なかったので「今回限り」として、その価格で出すことにしましたw
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……なるほどこれはマジで今回限りですね…。
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初出展ですし、まずは皆に知ってもらいたくてこの値段になっていると思ってくれれば!
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なんというか、「やってみた精神」と「アバター愛」のたまものですよね…!
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初の複数制作だったので半年間自分の時間は殆ど費やしました。
価格については、お迎えしてくれた人が喜んでくれたらそれでいいですw
今後の展開
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ワンフェス後の展開があればぜひお聞きしたいです!
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既にオファー(許可)をしてくださった企業アバターもありますし、その他にも制作したい構想はありますので、追ってお知らせ出来たらなと思ってます。
あと、ワンオフのアバターフィギュア製作を受け付けようと思います。
ワンオフ依頼では、アバターの複雑さによって価格は変わるのですが、今回の販売品よりも更に凝った作りになります。
- 蛍光塗料によるエミッション表現の再現
- ネックレス、ピアスなどの揺れモノの再現
などに対応することができます。
実際私用のケセドちゃんは暗いところで瞳などが光りますし、帽子についている提灯が揺れるようになっていて、 現時点でその仕上がりについては技術的に可能となってます。
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- まずTwitterDMに連絡
- VRChat上でフレンドになる
- 可能ならDiscordも利用し、出来るだけ連絡が取りやすい体制を整える
- アバターの詳細情報が必要なので、フィギュア化対象アバターの全身を360°撮影する
(造形過程でディテールの不足部分の追加撮影をお願いすることもあります。)
※これらは少しでも依頼人の拘りに沿った作品を造形するために必要なためです。
※3Dプリンターなどの大量生産も可能な工業製品を使用しない『ワンオフ』での造形によるVRCアバターのフィギュア化は殆ど前例がありません。
そして、依頼とはいえ報酬を得て制作する以上、その旨をオリジナルアバター制作者にご理解と承諾を得てからの制作になるので、場合によってはお受け出来ないこともありますことをご了承ください。
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私もクリエイターの端くれとして、オリジナルアバター制作者の皆さんの考え方を第一に尊重して制作を行います。
![](https://vr-lifemagazine.com/wp-content/uploads/2023/01/無題141_20230110160110.jpg)
今後の展開も楽しみですね!
自分のアバターがフィギュアになるこの夢のような取り組み、これからも応援しています!
- 出展会場:ワンダーフェスティバル2023 第5ホール 5-13-5
- ディーラー名:『ぶらっく@黒い工房』
- 販売アバター:マルクト、沙猫、京狐
- 販売パターン:ガレージキット版(購入者が塗装)15000円
フル塗装版(購入時点で塗装済み)50000円 - ワンオフ等問い合わせ先:ぶらっくさんのTwitter
投稿者プロフィール
![ゆーてる](https://vr-lifemagazine.com/wp-content/uploads/2022/11/バチャマガプロフィール画像(暫定2)-1-150x150.jpg)
- バーチャルライフマガジン二代目編集長
-
楽しいこと、誰かが頑張ってる姿を見ることが大好きなVRライターです!
ぼく自身もVRChat上でいろんな活動してます!
バーチャルの楽しいことをたくさん知ってもらえるようがんばります!
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今回販売されるアバターは、
計3種となります。