
皆さん、初めまして。
今年でVRChat2年生の由宇樹ゆう(ゆうき・ゆう)と申します。
VRChatユーザーの皆さんの中には、「このワールドが気に入ったから、もっと多くの人に知ってほしい」そんな思いを抱いたことがある方はたくさんいらっしゃるかと思います。
私はVRChatを始めてから1年ちょっとでまだまだ新参者に毛が生えた程度ですが、そんな思いを抱くユーザーの中の1人であり、そしてそれを形にしてみんなに伝えたい!表現したい!という気持ちから、僭越ながらこのたび筆を執らせて頂きました。
ここでは私がこれまでに訪れてきたワールドの中から一つのテーマを決めて、新旧を問わず『3つ』のワールドを厳選して紹介させて頂きたいと思います。
行った事が無い方はもちろん、行った事はあるけどそこには気付かなかった、みたいな発見をして頂けたら嬉しい限りです。
初回のテーマは『雨』。
2月の連休では季節外れの暖かさで「もう春が近づいてきたのかな?」と思いきや次の日の雨で一気に冬の寒さに戻った印象が強く残ったので、今回『雨』のワールドをテーマにチョイスしました。
群青コントレイル
雨が降りしきる中、郊外の高台に佇む洋館を模したワールド。
エントランスの階段を上って廊下を進むとメインの大広間があり、1階は吹き抜けになっていて動画プレイヤーがある開放的なシアタールーム、2階は喫茶店スペースとなっています。

喫茶店スペースではサイフォンコーヒーを淹れられたり、乗せ放題のアイスクリームがあったりとこの空間だけでもちょっとしたVRお茶会を開けそうなクオリティ。
コーヒーカップの「群青コントレイル」のオリジナルロゴもスタイリッシュでおしゃれ。

広い空間を独り占めするもよし、フレンドと一緒に過ごすもよし。
窓や天井を打つ雨音に耳を傾けながら、広々とした洋館カフェで“チルい”ひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
また1階のシアタールームからは、屋内の明るさとは対照的に雨が降り続く屋外にも出ることができます。
屋外にも見どころがあり、私が一際目を惹かれたのは電飾が施されたフラワーアーチです。

ワールド内のオプション設定でグラフィック品質を最高設定にすると写真のように水たまりの表面に周囲の光が映り込む「水面反射」の描写が追加され、さらに幻想的な光景に。
ただしPC負荷も跳ね上がりますので、ご自身のパソコンスペックと相談して下さいね。
最後にこのワールドの目玉が、屋外中央に鎮座する望遠鏡。

近くのベンチに置かれたタブレットには仕掛けのヒントが書いてあるのですが……
実はこれ以外にもう一つ、とあるタイミングでしか見られないちょっと特別な演出が隠されています。
ヒントは「時報」。是非一度見てみてください。
雨見るペントハウス
・和風/洋風/近未来が同居する、独特の雰囲気漂うワールド
・サイレントモード搭載でV睡する時も安心
このワールドの製作者さんは『雨が降っているワールド』を作り続けている方なのですが、中でも私のお気に入りはこちらです。
「とあるビジネス街のホテルの最上階の和室」という設定のワールドになっています。

居間の中央には掘りごたつ式の足湯があったり、一見すると内装や飾り付けは純和風ですが天井から覗くオフィスビル、部屋の玄関口には洋風のパネルや鏡があるなど和風とは異なる雰囲気も併せ持つ、少し独特な空気感の空間です。
さらに部屋のベランダには露天風呂が設置されています。そこから外を覗けば……

高層ビルが周囲に立ち並ぶ、ちょっと近未来的な雰囲気をも思わせる光景も見えます。
室内には雨音に加えて露天風呂の水のせせらぎが合わさって静かに響き、とてもリラックスできます。
また、この部屋の玄関口近くには『ムードボード』というギミックがあります。
「今の自分の気分を意思表示する」というシンプルなギミックで、左側にある掛け札をパネル中央に掛けるとそれがパネルに大きく表示されるというものです。

中でも『Silent(サイレント)』と『Silent Sleep(サイレントスリープ)』は特殊な札。『Silent』の札を掛けるとワールド全体が強制ミュートに、さらに『Silent Sleep』を掛けた場合は強制ミュート効果に加え、部屋奥の寝室の障子が閉まって暗くなるV睡モードに。

比較的狭い空間の中にも必要十分な機能がぎゅっと詰まった、充実感の高いワールドです。
月、雨音と静謐の書架
・全体的に薄暗い、落ち着いた室内の雰囲気
・『雨の中の読書』というテーマの下、珍しい読書ギミック
雨が降りしきる一室で静かに読書を嗜む……。そんなテーマで作られたワールドです。
『静謐』は「せいひつ」と読みます。
誰かが入室または退室すると、入り口右手にある羽ペンが魔法のように動き、そばにあるノートに入退室のログを書き込んでいくという粋な演出が。

中央の居間にはコーヒーギミックと動画プレイヤーがあります。
キッチンカウンターでコーヒーを淹れ、動画プレイヤーで静かなBGMを流し、雨音も響くなか、こたつに座ってコーヒーを飲みながら本を読む……
そんな“チルい”時間を演出するのに最適な空間ではないでしょうか。

V睡用の寝室もしっかり用意されており、オルゴールの静かな音色が鳴り響いています。(オンオフ可能)
寝室内には外の音が一切聞こえない音声遮断が施されているので、他の人が居間で動画を見ていたりしても大丈夫。
そしてこちらのワールド最大の特徴は、『青空ライブラリシステム』という読書ギミックです。

このギミックは著作権が切れた(※)様々な文学作品(小説や詩文など)を検索して本として呼び出すことができ、実際に読むことができるというもの。
「雨が降りしきる中で読書する」ことが、VR内で実際に可能なのです。
(※:著作権は権利を持つ著者の方が亡くなってから一定の年数が経つと、著作権の保護効果が切れて『パブリックドメイン』と呼ばれる著作権フリー状態に移行するようになっており、日本だけでなく海外でも同様の制度があります。)

『V睡』だけではなく、『V読書』という新たな生活シーンもいつか普及する…かも?
今後も心打たれたワールド、感銘を受けたワールドを皆さんに紹介・共有できればと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

由宇樹ゆう
風景写真とカフェと居酒屋が好きなVR放浪人。人見知りなのにリアルイベントによく出没します。
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・チル空間としてだけでなく、ギミックやオブジェクトも豊富に用意された多目的空間
・広々とした室内で友人、知人を誘って一緒に過ごすのも◎