世界最大のVR学術会議 #IEEEVR2020 完全バーチャル開催。日本のアバター社会に関する研究発表も

2020年3月22日~26日にアメリカ アトランタで開催される予定だった世界最大のVRに関する学術会議「IEEEVR2020」が、COVID-19の影響を受けて完全オンラインイベントとなりました。

もともと併催予定だった学術ワークショップのうちのひとつ「VRinVR」は、バーチャル会議をテーマにしており、「VR研究者によるCO2排出をまずやるべき」というコンセプトで準備されていたのですが、現在ではIEEEVR2020の会議全体に展開されております。

550件を超える発表者から450USDの会費を徴収しており、一般登録者は無料で聴講できるようです(主催関係者情報によると1,200人を超えているようです)。

  • 発表はZoomと Hubs
  • 質問は Sli.Do #IEEEVR2020 で受付
  • Twitchでも見れるらしい

全体のプログラムはこちらになります。バーチャル会場はこちら

会期に先駆けて3月20日(金)午後1時(日本時間3/21土曜日AM2時)から「VRinVR」のプレ開催が予定されており、ここでは「Avatar Driven VR Society Trends in Japan(日本におけるアバター駆動VR社会のトレンド)」という発表が予定されています。

“Avatar Driven VR Society Trends in Japan”
Liudmila Bredikhina, Takayuki Kameoka, Shogo Shimbo, Akihiko Shirai

GREE VR Studio Lab主催のVTuber技術コンテスト「VTech Challenge 2019」でファイナリスト発表者だったジュネーブ大学のリュドミラさん、早稲田大学の新保さん、そして「VRSionUp」や「バーチャル学会」の主催者の一人でもある電通大のT.Kameoka/ふぁるこ@失禁研究会さんらが、VRChatやバーチャルキャスト、Cluster、REALITY、VRMやバーチャルマーケットといった日本で起きているアバター社会に関する状況を英語で発表します。

VRinVR

発表は日本時間AM3時ごろ開始し、Hubs内で10分程度の発表が行われる予定です。

コロナウイルス関係で米国も混乱がありますが、非常に広い範囲でたくさんの発表が予定されています。世界VR研究の歴史の転換点に出会えるかもしれません。

上記に関する 日本語情報はこちらのサイトでも共有される予定です。
https://kaitas.github.io/IEEEVR2020jp/

20200321追記:IEEEVR側のトラブルにより開始は現地時間日曜朝(日本時間夜23時)に延期される見込みです。詳しくは公式サイトと Twitter #IEEEVR2020 をご参照ください。

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Hakase