Vアーティスト特集♯2『Johnny Henry』VR×バンドの良いところ!

VRで完全生演奏!がウリのバーチャルブルースロックバンド『Johnny Henry』
メンバーそれぞれ楽曲制作のスペシャリストってことで、クオリティの高い作品を作っている4人が集まったら…!?
個性派ぞろいの『ジョニヘ』の4人のメンバーの結成秘話や裏話、VRでバンドをすることの良いところを根掘り葉掘り聞いてきました!

『Johnny Henry』
VRで活動するバーチャルブルースロックバンド。テンポの良い曲に哀愁漂う歌詞とハーモニカが魅力。
ボーカル・ハーモニカ:YAMADA@yamada_is_aniki ギター:藍葉じるあ@AibaJirua ベース:Moiri@moimoi1220 ドラム:Yuki Hata@bijutsuyarouの4人で活動している。

【Johnny Henry 公式Twitter】https://twitter.com/jonihe_info

バーチャルバンド『Johnny Henry』

ーーまずはJohnny Henry…“ジョニヘ”についてざっくりどんなバンドなのか教えてください!

YAMADAː『Johnny Henry』は一応ブルースロックバンドというのを名乗っています。
音楽性に関してはメンバー全員やってきたジャンルも今個人でやってるジャンルも違うので、各々の個性をバンドに持ち込んで曲にしているって感じです。

だから音楽に関しては元々みんな方向性が違うので音楽性の違いで解散することはないと思います(笑)

ーーあっ、もともと違うからそこは大丈夫なんですね(笑)

Moiriː承知の上で集まってるので(笑)

藍葉じるあːなので音楽性というより、VR空間上でバンドがやれたら楽しいよねっていうモチベーションでみんな集まってます。

バーチャルバンド結成のきっかけ

YAMADAː結成のきっかけとしては、去年の11月に深秋音祭っていうVR内で行われる音楽イベントがあって。もともと俺個人で出ようかと思ってたんですけど、その時にはNETDUETTO(ネットデュエット)※1っていうサービスがあって、VR上でセッションが出来るんじゃないかっていうシステムが出来上がっていたんです。

イベントのライブハウス自体もすごく立派で、それもあって1人で出るのには惜しいなと思って…。
『バンドをやりてぇ!!!』って思って声をかけたのがこの3人になります。
※1 NETDUETTO(ネットデュエット)…音の遅延を限りなくなくした状態で、離れている場所にいる人たちが音楽セッションやデュエットを行うことができるYAMAHAのアプリケーション。現行はSYNCROOM。

藍葉じるあː去年の11月の深秋音祭で初めてメンバー4人でライブをして、そのあとVRChatの中にあるクラブでライブをやったり、VRの音楽イベントにはちょくちょくでていますね。

YAMADAːなのでねっとりやってます!

ーーyoutubeに上がっている『Paint it Blue』のPV、いいですよね。寝てるところでYAMADAの兄貴がコテンって転ぶシーンがめっちゃ好きです!PVにみなさんの個性がよく出てますよね。

YAMADAː大体みんなあそこ好きよね(笑)
動画監督のバスターって友人がおふざけの要素もふんだんに取り入れてくれて。俺たちほとんどPVのイメージ無かったんですけど、PVに関しては完全にバスターにお願いして作ってもらいました。

Moiriː完全ノープランだったね。

メンバーについて

ーーYAMADAさんは結構気さくに話してくれたり、ライブのMCも上手いし親しみやすさがありますよね。

YAMADAːバンド内ではそうでもないけどね。
Moiriːすぐクビにするぞって脅されるから(笑)パワハラを受けてます。
YAMADAːあれはプロレスだから!
藍葉じるあːあと私がいつも好きなギターメーカーの話をし始めると『さ、みんな次行こうか』みたいな感じでスルーされる定番の流れがあります。
YAMADAːあの、この辺あんまね、伝わりにくいかもしれませんが仲はいいという事です。 
藍葉じるあま、そういうプロレスが出来るくらいには仲がいいですね!

音楽について

ーージョニヘの音楽性としてはブルースの方面で楽曲制作されているのですか?

藍葉じるあːおおまかにはブラックミュージックっぽい感じ?

YAMADAːあんまりブルースっていうのにこだわってしまうと、曲が単調になってしまったり、ポップさに欠けるので、その辺はブルースを取り入れつつやっています。
ただ歌詞とかハーモニカの演奏だとかでブルースの要素は取り入れているのでブルースロックバンドを名乗っております。

Moiriː最近はもう精神性だよね、ブルースっていうか。
基本的には曲の歌詞っていうのは全部兄貴(YAMADA)が書くんですが、ブルースってもともと“ブルー”って言葉が入ってるとおり、哀愁とかそういう意味がありまして。

簡単に言えば『働きたくねぇなあ』とか『女に振られた』とか…。だいたい歌詞を兄貴が書くことによって歌詞からブルースの雰囲気が漂ってくるっていうのが一番要素として大きいんじゃないかなと。

YAMADAːははは(笑)

藍葉じるあː作詞の役割はね、やっぱ大きいよね。
音楽自体はだいたい兄貴か私かモイモイ(Moiri)がデモ曲作って、じゃあみんなで合わせてみようかってやって、それでそれぞれ録音して曲が出来ていくって感じですね。大まかに言うと。

YAMADAːなのでバンドで何となくセッションしてる時に生まれたリフで作った曲っていうのも最近はあるんですけど。割と個人個人で作ったやつを持ち込んでジョニヘっぽい感じにしていくっていうスタイルが今のところは中心だよね。

藍葉じるあːあとは曲を作るときに意識していることは、ライブでやるときのことは結構意識してて。NETDUETTO(ネットデュエット)とか、今はSYNCROOM(シンクルーム)ですけど、セッションする時に多少遅延は発生するので、それをカバーできるくらいの難易度で演奏できる曲を考えています。

ーーそれは面白いですね。バーチャルで演奏するのを考慮した曲の作りなんですね。

YAMADAː例えばメタルの『ズタッ、ズタッ、ズタッ』っていうリズムだと(音が)追いつけなくなっちゃって演奏が出来ないから、ちょっとミドルなテンポの曲が中心になってますね。

ーーVRで生演奏するというのがジョニヘのウリですもんね!

Moiriː産地直送で届けております!

Yuki Hataː自分たちで言うのもですけど、曲を練習して完成するまでが早いというか。形になるまでが早いんですよね。最初合わせたときからそれはいまだにずっと思ってます。

Moiriːいやいや、そんなぁ~~~!褒めても何も出ませんよ~~!

Yuki Hataːなんか身内で褒めあうのもなんかアレですけど(笑)
それに、VRでバンドをやっていて、思いの外ライブ感があるなっていうのは感じますよね。

藍葉じるあː向こうにいるのは(アバターの姿でも)本物の人だからね。

Yuki Hataːやっぱり同じ場を共有してるだけで全然違いますね。

バーチャルでバンドをやることのメリット

藍葉じるあːやってる側の視点としてはバーチャルバンドって、各々が離れてる場所でもこうやって集まってバンド活動が出来るので、やっぱりそういうところがいいところですよね。
各々が自宅にいながらでもできるっていう。

YAMADAːそうですね。俺たちステイホームなんで。

Moiriːバンド練習の度にクソ重たい楽器を背負ってスタジオまで仕事終わりに行くっていうのはマジで苦行なんですよ!!!(笑)

Yuki Hataːドラムとかシンバル持っていきますからね。鉄の塊を。本当に重くて!

Moiriːでもバーチャルなら仕事終わってそのままセッション行けるぜ!みたいな。

YAMADAːそうなんですよね~。だから割と隙間時間に練習したり集まったりできるし、社会人だと普通バンドなんて(時間的に)出来ないんですけど、バーチャルなら全員家帰ってきてご飯食って、そのあと練習すっか~!みたいな勢いで集まって…。5分で集まって5分で解散できるので。

そう考えると一般のバンドよりも集まりやすいよね。

Moiriːスタジオ代もかかんないしね。

YAMADAːそれが一番デカい!

そう、僕たちバンドマンって練習用のスタジオに行ってお金払って練習するのでそもそものランニングコストがめっちゃ高いんですよ。
でもバーチャルならそれが必要ないのがめちゃくちゃ良いし、もっと言ってしまうと、バンドってライブするためにライブハウス借りるじゃないですか。
ライブハウスってチケットノルマって言うのがあって。チケットノルマって言うのは何かって言うと、何人までチケットを売らないと残りあんたらに払ってもらうよってやつなんですよ。

なので基本的にバンドってやってるだけで赤字で黒字になることはないんですよ。

Yuki Hataːいやぁ~、もう本当大変ですもんね、そこは。

YAMADAːでもバーチャルなら練習スタジオ代もかからないし、箱もバーチャルだから0円で借りられるし、全然条件がいいんですよ。タダでライブが出来るって。
バンドをやってるランニングコストがかからないってだけで僕たちはすごいやりやすい。

藍葉じるあː解散の理由にもなりますからね。お金はね。

YAMADAːそうそう、『金ないから抜けるわ~』って本当にザラにあるんですよ。バンド自体はやりたいけど金がないからって。でもバーチャルはそうならないところがいいところですね。

最後に!

ーーたくさん面白いお話し聞かせてくださりありがとうございます!最後に何か宣伝ありますか?

YAMADAːそうですね、直近で言うとバーチャル商店街させぼ文化マンス 楽園祭にライブ出演させてもらうのがあります。
自分たちも正直何が起こるかよくわかってないんですけど(笑)

藍葉じるあː分かってることといえばウチらが演奏している姿が映画館で流れるっていう。

YAMADAːそう!デカいスクリーンで俺たちが映画を見に来た人たちの幕間として演奏します。結構デカいホールだったよね、あれね。
なのでジョニヘがリアル側の人に見てもらえるっていう機会をいただいています。

佐世保×渋谷のバーチャル商店街『させぼ文化マンス 楽園祭』VR上で短編映画が鑑賞できるよ!

YAMADAːそれから12月5日(土)にVRChat上にある、『V-Kitazawa AWAKE』っていうライブハウスが1年を経過しようとしているので、一周年記念ライブをやります。
DAY STAGE、お昼の部が15ː00~、NIGHT STAGEが19ː00~始まるんですけど、そちらのほうにジョニヘも出演させて頂きます。
VRChat現地でのステージのほか、配信もあるしサテライト会場もあるのでよかったらお越しください!

YAMADAːあとはJohnny Henryのアルバムを12月から1月あたりを目途に公開できるよう鋭意作成中です。これもぜひ期待していただきたい!

藍葉じるあːもう1件くらい告知があったような気がするけど…

YAMADAːアレはまだ!アレはちょっとまだです!
今は言えないですがシークレット情報がありま~す!
まだまだ企画を練っているので楽しみにしててください!



取材・文 みつあみやぎこ