いつかどこかの小学校。
オトナになってから小学校に行くと『椅子ってこんなに小さかったっけ?』って驚いたり、『あの時のあれはこういう事だったんだ』って、子どもの頃には分からなかった大人たちの思いに気づくこともあったり。
そんな懐かしの小学校の様子を再現したワールドがVRChatで公開されています。
あの頃の小学校の思い出をVRで再現『神穣小学校』
小学校の1学級を再現したワールド『神穣小学校』
こちらは実際には存在しない、架空の小学校です。
ワールドを制作したのはVRChatプレイヤーのおふとん(@k880s006)さん。
ワールドには教室が2室と廊下のみ。
どうやら小学1年生の教室のようです。
教室内には色とりどりの掲示ポスターが貼られています。
えんぴつの持ち方、漢字ポスター、当番表…。
なんだかどれも懐かしい感じ。
黒板にはさんすうセットのおはじきマグネットが貼られています。
小学校入学したての頃ってこういうお道具セットで勉強しましたよね。
細かい所では親に向けた学級便りなんかも再現されています。
子どもの頃はなんとなく親に渡していたプリント類ですが、今見返すと先生の優しい思いが伝わってきます。
あぁ、僕たちって大人たちに大切にされながら大きくなってきたんだなぁ。
もちろんその当時はお友達とケンカしたり、先生に叱られたりしても、それがなんでそうなったのかなんて分からなかった訳だけど。
こうして振り返ると意味のある事だったんだなって感慨深い気持ちになります。
漢字の読めない1年生にも分かるよう、教室の学年プレートの下にひらがなでプリントした紙を貼ってくれてたり。
時間割りを時計のイラストで分かりやすく伝えていたり。
自分の席が分かるように机に名前を書いてくれていたり。
掲示物を1つ1つ見ても、あらゆるところに先生たちの配慮がされていることが分かります。
当たり前にあった存在が、実は考えられて作られていた、っていう事に気づけたのは大人になった証拠なのかな。
なつかしの給食も再現
お隣の教室には美味しそうな給食が置かれています。
みんなで机をあわせて『いただきます!』
コッペパンにコロッケ、クリームシチュー。
デザートのみかんゼリーは残り物があったらクラスみんなでじゃんけん大会の争奪戦になりそう。
バケツみたいな大きさコレのは『温食缶』って言うらしいですよ。
すっごく重くて、1人で運ぶの大変なんですよね。
こぼしちゃった時は他のクラスを周ってちょっとずつ分けてもらってたっけ。
最近はタブレット教育も進んでいるようで、時代によって学校の成り立ちもちょっとずつ変化しています。こうした昔ながらの教室の姿もだんだんと新しく生まれ変わっていくのでしょうね。
教育の形がどんどん新しく進化していくのは大歓迎だけど、思い出が無くなっちゃうのは少し寂しいから。『パパが子どもの頃はね…』って、子どもと一緒に母校の思い出をVRで巡ることが出来たら素敵ですね。