VRChatの有料サブスク「VRChat+」って何?【2024年12月更新】

基本的に無料で遊ぶことの出来るVRChatですが「課金」をすることでちょっとリッチな体験が出来ちゃいます。
その名も「VRChat+(プラス)

VRChat+は、2020年のサービス開始のひと月およそ10ドルを支払い加入することで様々な恩恵を受けることの出来る、VRChatの「有料サブスクリプション」サービスです。

公式サイトから抜粋


VRChat内での課金は、現在「VRChat+」の他に「Creator Economy」もありますが、今回は「VRChat+」加入で追加される機能などをご紹介します!

クイックメニュー内の「+」タブ(VRC+加入済)

加入することで出来ること

メインメニューのVRChat+専用タブ

お気に入りアバター数の増加!

パブリックアバターやアップロードしたアバターのお気に入りが50枠出来るフォルダが追加で5つ増えます(計300枠)

50枠x6フォルダで、計300のアバターがお気に入り登録できます。

トラストランクの上昇

上がり方に個人差はあるが、目安として少なくともVisitorからUserに上昇。
ただし初回の1回のみ有効。VRChat+を解約してもトラストランクには影響しません。

ネームプレートにアイコンが追加

自身で好きな画像などをネームプレートにアイコンに表示できるようになります。

招待などに写真の添付

招待(Invite)招待リクエスト(Request Invite)返信(Responce)写真が添付できるように!

写真付きの招待などには「写真アイコン」が付いてます。
「今、こんなことしてるよ!」を伝えることが出来ます。

サムネイルの変更

アバターのサムネイルとは別に「アバターを変えても変わらない」固定のサムネイルを設定できます。

グループの作成

グループを最大5つまで作成ができます。集会や同好会などのグループを作っちゃおう!
VRChat+ユーザー同士なら、権利の譲渡も可能です。

カスタム・アニメーション絵文字の作成

カスタム絵文字・アニメーション絵文字を最大9つ作成可能に
自分で描いたり、その場で撮った写真を絵文字にできます!

絵文字作成やアイコンを撮影など、カメラの機能も大幅に増えます。

インスタントカメラ機能「Prints」の追加

インスタントカメラのような機能「Prints」モードが追加されます!
ワールド内に1人最大8枚印刷が出来ちゃいます!

撮った写真をその場で印刷!
「Prints」モードに切り替えるとカメラがおしゃれに!

Printsモードのカメラで撮影するとカメラのデザインが変わり、印刷した写真には「撮ったユーザー」「撮った日付(月/日/年)」「撮ったワールド名・作者名」のメタデータに加え、ユーザーが任意の文字を入力することもできます。

「Prints」モードで撮った写真はダウンロードも可能

時計の機能の追加

VRChat+限定の時計のカスタマイズ要素が1つ増えます。

メニューUIの背景変更

デフォルトでは、4種類ですがVRChat+では大幅追加。

デフォルトは、上部の4種のみ。
背景を追加するとメニューが華やかに!

UIのカラーカスタマイズ

メニューの雰囲気替えにどうぞ!

好きに色が変えられるように。

ステッカーの作成

ステッカーの作成が最大9つまで出来るようになります。
自身で作る以外にも、デフォルトで使えるステッカーも9つついてきます。
期間限定でハロウィーンやクリスマス仕様のステッカーが使えることも?

床や壁など、コライダーに合わせて設置できます。
どこでもポスターも貼れちゃいます
(ワールドによっては、ステッカーが許可されていない場合もあります)

「カスタム絵文字」「写真」「UIテーマ」「ステッカー」の共有

先述で紹介した機能「カスタム絵文字・写真・UIテーマ・ステッカー」のお気に入りを共有しよう!(受け取るにも送るにもVRChat+の加入が必要です)

共有された「カスタム絵文字」の一例(いらすとやさんのF券一万円札)

プロフィールにバッジが追加

「+マーク」が加入中のみ付きます(左のVRCatは期間限定)

実は非表示にすることも…

メニューにマスコットの「VRCat」が登場

複数回クリックしたり、メニューを裏を向けたり、イヤーマフモードをオンにすると…?

クイックメニューに登場!お話するよ!

今後も「VRChat+」ユーザー限定機能が追加予定!

開発中止になってしまったLINEスタンプに似た機能「Boop」
(2024年5月30日のデベロッパーアップデートより)

VRChat+の加入方法

VRChat+のタブ

VRChat+の加入方法は、メニューの吹き出しに「+」マークのタブを選択。
月額または年額を選択し、各プラットフォームの決済画面に移ります。

Steam経由での課金は、米ドル換算での支払いとなるため、為替によって上下し、
MetaやGoogle Play経由での課金は、日本円で価格は固定されています。

Steam(米ドル建て)

月額:9.99米ドル
年額:99.99米ドル
※価格はVAT込

Meta(円建て)

月額:990円
年額:9,990円
価格は税込

Meta経由での加入は、将来的にGoogle PlayやApp Storeのように為替レートの変動により価格の改定が行われることが予想されますが、2024年12月時点ではリリース時(2020年12月)当初から価格は据え置かれています。

5月2日時点のSteamでの購入レート

加入したVRChat+は、Steam版・Meta版など使用するVRChatアカウントが同一ならプラットフォームに関係なく適用されます。

Webからも加入状況が見られます。

ギフト機能

VRChat+は他人にギフトとして贈ることも出来ます。(ユーザーのプロフィールの「Gift VRChat+」から)
自身で加入すると同様VRChat+の恩恵を受けることができます。すでに加入中の状態でギフトをもらった場合は、有効期限が追加されます。
VRChat+のギフトは、拒否は出来ません。

Metaで加入中にギフトにより期間が延長された場合、Metaからメールが届きます。

VRChat+を直接ギフト

ユーザーを選択した際のページに表示される黄色のボタンを押すことで、いつでもどこからでもVRChat+をプレゼントすることができます。

VRChat+のギフト画面

「Gift Drops」を利用

2024年12月に新しく追加されたのは「Gift Drops」という機能。
購入して「設置(Drop)」することで、インスタンス内のユーザーに一斉にVRChat+をプレゼントすることができる機能です。

数が多いほど割引率は高くなり、Steamで100か月相当のGift Dropsを購入すると正規の購入より半額の価格(1か月相当が約4.99ドル)で手に入れることができます。
しかし、購入しても自分自身には適用出来ないため、あくまでもフレンドなどの間で送りあうなどの利用が想定されます。

Steam(米ドル建て)

1ギフト:9.99ドル
5ギフト:47.99ドル
10ギフト:89.99ドル
20ギフト:149.99ドル
50ギフト:324.99ドル
100ギフト:499.99ドル
※価格はVAT込

Meta(円建て)

1ギフト:1,490円
5ギフト:7,500円
10ギフト:14,000円
※価格は税込

表記は「1ギフト=1か月相当」。
2024年12月時点での価格。

ポータルなどのように設置ができます。
設置すると大きなプレゼントボックスが出現。
設置後、ギフトのエフェクトが発動しギフトを受け取れます。
「Gift Drops」を貰った(上)・送った(下)際の通知欄

なお、2024年12月2日にはギフトを送ると特別なバッジが付与されるようになり、1か月から最大で5,000か月分までのバッジが用意されています。詳細はこちら

VRChat+は、必ずしも必要という機能ではありませんが、追加される機能に興味のある人やVRChat運営を応援したいという方は、加入してみてはいかがでしょう?

関連リンク(英語)

VRChat+ 公式サイト
VRChat Wiki – Gifting badges

関連記事

※紹介した関連記事は、当時のものとなり現在と異なる点があります。

更新履歴

2024.6.11 記事公開
2024.10.10
ステッカー機能の追記・「VRChat Plus」表記を「VRChat+」に変更・一部画像差し替え
2024.10.25 一部画像の差し替え
2024.12.06 「Prints」「Gift Drops」の項目を追加。サムネイルの修正。

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Note(のーと)
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無言勢として、鏡文字を描いてます。