なぜ会社を設立したのか?3Dモデル制作『黒猫洋品店』創設秘話

左ːうぃりあむ氏 右ːクロイニャン氏

2020年6月1日に3Dモデル制作『黒猫洋品店』の会社設立の発表をしたクロイニャン氏とうぃりあむ氏。
個人事業クリエイターとして活動していたクロイニャン氏とコンサルティング経験のあるうぃりあむ氏のタッグで設立された当事業の創設までの流れや、クロイニャン氏の『クリエイターの人たちの活動の場を広げたい!』という熱意についてお話を伺いました!

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黒猫洋品店の創設のきっかけ

ーーFanboxの記事なども拝見させて頂いているのですが、改めて『黒猫洋品店』の創設のきっかけについて教えて頂けますか?

クロイニャン氏ː
そうですね。
私自身にモデル制作のお仕事の相談がたくさん来ているので法人化して仕事を円滑にするため…というのがまず1つ、そしてもう1つ、3Dのキャラクターモデリングをしている人達の支援をしたいというのが設立のきっかけになります。

もともと7年くらいフリーランスのイラストレーターをやっていたんですけど。安く見積もられたりとか、お金払ってくれない、契約してくれないっていう事があって…。

有名な会社の名前を振りかざして契約なしで仕事をさせようとしたりですとか、そういう人たちがいっぱいいたので、そういう人たちから身を守る術を他のクリエイターさん達にちゃんとした形で伝えたいなぁと考えた結果、私たちがある程度サポートして上げる形が一番良いのかなと思って

ーークリエイターさんの支援という事でしたが、具体的にどういった支援をしていくといったプランはありますか?

クロイニャン氏ː
まだ手を付けられていないのですが、クリエイターさんと依頼主の間に入る仲介事業を始めたいと思っています。『黒猫洋品店』の所に依頼が届いて、ヒアリングをして、クリエイターさんと依頼主が契約を結ぶところまで代行するというような仲介事業を考えています。

うぃりあむ氏ː
ステップとしてはまず自分たちの活動を安定させてからの話にはなりますが…。
契約のためのメールのやり取りやヒアリングの労力を私がサポートすればクロイニャンさん含めクリエイターさん達が作品を作る事だけに専念できるので。

自分はコンサルティングの経験があるので結構色々な方面のビジネスが出来るんじゃないかと思っています。
企業側には『黒猫洋品店』という法人が仲介することでVRChatにいる質の高いモデラーさんを紹介できますし、クリエイター側にはこういう条件で契約してるから大丈夫だよっていう両輪が成り立てばVRChatからビジネスモデラーがたくさん生まれるのではないかなと思っています。

ーークリエイターさんと言うのはやはり物作りが主ですから、そこのリソースを他の事務的な業務にとられて作品作りが出来ないっていうのはとても勿体ないですもんね。
そういった意味で仲介事業をやってくださる人がいるっていうのはクリエイターさんにとってすごく救いになるかと思います。


クロイニャン氏ː
そういう人が現れないかなーと思いつつ、はや2年たってしまったので『自分たちでやるかぁ~』みたいなところもあります(笑)

もっとビッグになってほしいのになぁ~っていう推しモデラーの方を『俺の力でもっとビッグになれ!!』っていうのをやりたいなぁと(笑)
友達の役に立ちたいなぁっていうのが強いですね。

いいですね。VRChat内で活動しているモデラーさんにはこんなすごい人たちがいるんだよっていう外へのアピールにもつながって、それがひいてはこの界隈自体も盛り上がっていくことになりますよね。

3Dモデル制作のきっかけ

ーー先ほどのお話でクロイニャンさんはもともと個人事業主のイラストレーターとして活躍されていたという事でしたが、3Dモデルを作り始めたきっかけは何でしょうか?

クロイニャン氏ː
2018年の最初の頃にBlenderを学んだことがあったんです。その時たまたま私のイラストの仕事が手薄で…。
イラストはソシャゲのイラストを主に依頼されて描いていたんですが、ソシャゲのイラストって紋切型で『ビキニのお姉ちゃんがパースの利いた絵で派手に武器を振り回してる絵を描いて』っていう注文が毎月毎月来るので、私それに飽きちゃってて(笑)
何か新しいことをやりたいなぁって思ったのがきっかけですね。

それでモデルを作ってみたのですが、作ったはいいものの、私はゲームが作れるわけでもないし作ったものをどうしたらいいか分からなかったんです。

そうこうして2カ月くらいそのモデルは遊ばせておいたんですけど、ある日突然『のじゃおじ』ブームが襲来して、VRChatっていうゲームがあるんだよ、ここに3DモデルをアップロードしてVR SNSをやろうっていうのを知ってVRChatで遊ぶようになりました。

会社設立までの流れ

クロイニャン氏ː
私自身、自営業としてずっとクリエイター活動をしてきたのですが、やっぱり事務仕事のサポートを受けたいなと言うのは常々思っていて。
でも3Dモデルの仕事をどこかの会社に入って…というとゲーム会社とか映像会社という形になってしまいますし、私はVTuberさんやVRChatユーザーの人に向けた制作をしたかったので、軽い気持ちでうぃりあむさんに相談してみたら『出来るよ~!』って言われまして(笑)『出来るの!?』って(笑)

うぃりあむさんː
会社を設立するのってそんなに難しい事ではないんですよ。
そしてもともとクロイニャンさんは個人事業主としてビジネスをしていたわけですから、それを会社という枠組みで囲っただけなんです。

起業が難しいっていうのはビジネスにするっていう所まで持っていく事が一番大変なんですよね。
お金をもらって仕事にするというサイクルの構築が難しいからであって、クロイニャンさん自身はもう生計が立てられるくらいの仕事をこなしているので、これが出来ているなら会社にするのって何も難しくないんですよ。

――すでにクロイニャンさんの方で基盤はあったという事なんですね。

クロイニャンさんː
漫画家さんとかイラストレーターさんで自分の会社を持ってらっしゃる方がいるのと同じ感じです。
私たちもそれに近い形で動いています。

――なるほど!それは非常に分かりやすい説明ですね。

うぃりあむさんː
今回企業にあたりウェブサイトを新しく作り変えたのですが、外部の人に良さを伝える構成になったかなと思います。それからお客さんに『どういう物を作りたいですか?』といったヒアリングシートを改善したりこまごまとした事務作業をやって、結果としてクロイニャンさんが制作活動に専念出来て仕事を受けられる数が増えるという所がまず第一段階、それで回るようになったら次のステップに…といった事を考えています。

――お話しありがとうございます。
最後にクロイニャンさんやうぃりあむさんの方からみなさんに伝えたいことなどありますか?


クロイニャンさんː
私はVR界隈が好きなんですよ!
VRChatにたくさん友達がいるし、いろんな人にいろんなものを教えてもらって私はここまでこれたので、この界隈が衰退していったり悲しい流れになっていくのを見たくないんです。
なので自分の力だけでもなんとか良い方向に向かわせられたらと思って…。
楽園を守りたいんですよ!
コミュニティと、コミュニティ全体であるVR界隈をより良くしていくことが守ることにつながるんじゃないかなぁと。

VR SNSユーザーの方、またVTuberさんの中でもどうしたら3Dモデルが作れるのかとか、何が必要なのかとかが分からないという方は結構多いみたいなのですが、発注前でもそういった質問に出来る限り答えていきたいと思っています。お問い合わせだけでも全然大丈夫ですので依頼を考えている方は『黒猫洋品店』のホームページまでお問い合わせください!

黒猫洋品店公式ホームページ

https://www.k-youhinten.com/