2023年も折り返し。今年の上半期って何があったっけ?
というわけで、2023年の1月から6月にあった出来事をバチャマガの記事から振り返ってみたいと思います。
1月
新年ということで、2023年1本目のバチャマガ企画記事がこちら。
無限歩行で福男選びレースという、新年にピッタリなバチャマガらしい企画からスタートしました。
『VRChatここから始めました』という、VRChatとそれにまつわる文化のこれまでの歩みを記録したワールドが公開され、多くのユーザーが『#VRChatここから始めました』というタグで自分がVRChatを始めた日の出来事をTwitterに投稿していました。
イベント面では『SANRIO Virtual Festival 2023 in Sanrio Puroland』が行われ、多数のアーティストがVRChat上でバーチャルライブを披露しました。また、VRChatのコミュニティとコラボしたイベントも開催され、お祭りに向けた盛り上がりを見せました。
なお、7月15日、16日に一部ステージが無料でリバイバル公演されるようです。当時見逃した方も、当時の熱狂をもう一度味わいたい方もぜひどうぞ!
2月
2月は東映アニメーションが制作したVRChatのワールド『Onnon_Nostalgia1999』が話題になりました。こちらは1999年のとある日本の6畳間の部屋をコンセプトに作成されたワールドで、ワールド内の電化製品は実際にソニーから発売されていたものが使用されていたり、東映アニメーションの作品のポスターが飾ってあったりと懐かしさを感じた方もいたようです。
VRSNS上で開かれる同人誌即売会『ComicVket3』が開催されました。お気に入りの一冊ど出会えた方もいるのでは?
タイマーが0になるとワールドが消えてしまうワールドが登場。こちらは6月25日現在でも消えずに残っているようです。
バレンタインデーに合わせて、編集長代理のゆーてるさんがチョコ改変つよつよ三銃士をゲストにお呼びし、ゆーてるさん自身がチョコになってしまう企画を行いました。
3月
VRChatにUnityの日本オフィスを再現したワールドが公開されました。
VRSNSで生活している皆さんなら、イヤというほどお世話になっているUnityのオフィスに行って、Unityと和解された方も多かったのではないでしょうか?
VRChat上で遊べるリズムゲームRESONARKの2年ぶりの新コンテンツ『RESONARK4 ELVES Part.1 Moonlight』が公開されました。新曲が追加されただけでなく、UIや演出などが刷新されました。
バーチャルYouTuberとして活躍する『甲賀流忍者!ぽんぽこ』と『オシャレになりたい!ピーナッツくん』の遊園地『ぽこピーランド』が開園したのも3月でした。
公開されてからは多くのユーザーが遊びに訪れており、またぽこピーランドをきっかけにVRChatを始めたユーザーも多かったようです。
ぽこピーランドが開園した3月24日は他にも大きなお知らせが相次ぎました。
お笑いコンビ『マヂカルラブリー』の野田クリスタルさんのゲームワールド『VR野田ゲーランド』がオープンしたり、『バーチャルマーケット2023 Summer』の一般出展募集が開始されたり、VRChat日本語公式Twitterアカウントが誕生したりと、この日の出来事だけで記事が1本書けるくらい濃い一日でした。
そして、Quest界隈に大きな影響を与えた『Quest日本集会場』が6月30日をもって閉鎖することが発表されたのも3月でした。もうまもなく4年にわたる歴史に幕を下ろします。バチャマガではみんなの思い出を集めて記事に残す『#ありがとうクエ集』企画を行いました。
4月
4月。新年度が始まりました。新年度最初の記事は、3月31日にVRChatから引退配信を行ったミライアカリちゃんに会いに行くために、ライターの伊達焼き屋さんが全力を尽くしたお話です。
VRChatのワールド『Japan Street』のマスコットであり、パブリックアバターとしても存在する『Akyo』のぬいぐるみが発売!それを記念し『Japan Street』と現実の札幌市電の路面電車に中づり広告が掲示されました。
アバターを用いたショート動画を作れるソフト『VARK SHORTS』が公開されました。
用意するのはアバターのVRMモデルだけ!Twitterではこれを用いたショート動画が多数投稿されました。
βテスト中だった『Vket Cloud』がついに正式リリース!
Webメタバース開発エンジンのVket Cloudが一般サービスの提供を開始しました。
5月
バチャマガ的上半期一番大きなニュースは、バーチャルエンタメメディア『MoguLive』とのメディア提携開始のお知らせではないでしょうか。提携はMoguLiveへのバチャマガ記事転載から始まりましたが、これからも多方面で連携しソーシャルVRをともに盛り上げていきます!
それ以外には、VRChatに設けられた『メタバース水晶宮』で『アイマリン&ナギナミ SPECIAL LIVE』が無料で行われました。無料とは思えないクオリティに驚いた方もいたのでは。
そのほかにも、VRChatで行われるeスポーツ『VRCボクシング大会』が盛り上がりを見せました。地上波テレビでも特集され、VRスポーツとしての地位を確立しました。
ソニーから発売されたトラッカー『mocopi』がclusterに登場!
2022年に発表されたときは「あのソニーがついにトラッカーに参入⁉」などと大きな話題になりました。2023年1月に発売時よりVRChatには対応していましたが、アップデートでclusterにも対応しました。
このほかにもHaritoraXワイヤレスの発売や、 VIVEトラッカーを展開するHTCからベースステーション不要の新たなトラッカー(Self-Tracking Tracker)が発表されたりと、フルトラ機材に関する話題も事欠きませんでした。
ユーザー発のイベントで話題になったのがこちら。古代アステカ文明の「トシュカトルの祭り」を再現したイベントがVRChatにて行われました。古代アステカ文明の催しを再現し、肌で感じる……VRでできる体験の幅が広がったイベントだったようです。
6月
そして6月。何といっても新デバイスの発表が大きな話題になりました。まずは『Meta Quest3』の発表。
薄くなった本体に大幅に向上したグラフィック性能、MRに加え比較的手を出しやすい価格という点に期待を寄せている方も多いのではないでしょうか。
続いてAppleが開発した『Vision Pro』
まだ一般ユーザーには手の届かない値段ですが、Appleが作るMRデバイス、一体どのようなものになるのでしょうか……発売は来年ですが、楽しみですね!
蕎麦屋を営みながらメタバースの世界でクリエーターを行うVR蕎麦屋タナベさんが、カオスなショッピングモール『ファンタズモール』を公開しました。
「ヤンキーカップルがジャージで土日を過ごす埼玉県のショッピングモール」というコンセプトの元、今回も様々なユーザーや団体から出展物を集めて展示されています。
また、VRChatにまつわるイラストやVRChat上で撮影された写真など、様々な画像を展示するイベント『PNG museum4』が開催されました。当初作品を入れ替えて3週にわたり開催予定でしたが、出展の盛り上がりにより1週追加され4週での開催となっています。
上半期盛り上がりを見せたVR演劇
各月には入れませんでしたが、筆者の体感では、VR演劇が盛り上がってきた上半期だと感じました。バチャマガ内で『劇』という単語で検索すると、公演告知やレポート記事が多くヒットしています。
また、今後もVR演劇にまつわるイベント『メタシアター演劇祭』が予定されているなど、今後も引き続き盛り上がりを見せそうです。
上半期一番読まれた記事はこちら!
2023年の上半期に最も読まれた記事はこちら。
VRChatにて公開されたワールド『Glass room』を建築学、建築史の観点から解説した記事が、最も多くの方に読まれました。VR SNSに関するメディアにもかかわらず建築に対して詳細に解説している点が、多くの方の目に留まったのではないでしょうか。
おわりに
今回はバチャマガの記事からこの半年を振り返ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
新しい情報が光の速度で飛び交うVR SNS界隈。バチャマガで拾い切れていない話題も多くあります。
ぜひ、確かにこんなことあったね~とか、記事にはなかったけどこんなこともあったよねなど、今年を振り返る機会にしてもらえると嬉しいです。
半年だけでもボリューム満点の2023年は、一体どんな年になるのでしょうか?これからの半年も楽しみですね。
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