バチャマガが追った2020年のVR SNS

ハッピーニューイヤー2021年!

2020年1月1日から始まったバーチャルライフマガジン…
みんなにご支援いただき、1年間運営を続けることができました。ありがて~~~~~!!!

ご支援いただいた方々に感謝の言葉を述べるとともに、せっかくだから何か話しを出来たらいいな~と思って色々考えたんですが、1年の振り返り!という事でみんなと一緒にバチャマガから見たバーチャル界隈の思い出を振り返ってみようかなと思います。

めっちゃつんつんした1月

バーチャルの世界を盛り上げるためには情報発信が必要なんじゃないかなと思って始めたバーチャルライフマガジン。
wikiであったり個人の方が断片的にnoteに文章を書いていたはしたけど、メディアサイトという形態で一か所に情報が集約されていて、かつ時系列的にバーチャル界隈のニュースがチェックできるサイトがあれば、VRに興味を持っている人でも参入しやすいんじゃないかなと思ってサイトを開設しました。

(↑最初の記事。WEBサイト公開前に書き溜めた記事だから公開日が2019.12.28になってるけど…)

1月はMi Bandめっちゃ流行りましたよね!
Xiaomi(シャオミ)から発売されたスマートウオッチなんですけど、お値段¥3,839でスマートウオッチにしては破格の値段で話題になりました。


そんで、Mi Bandには『つつく』というコミュニケーション機能があって、VRしながら腕にこれ付けてつんつんしたい相手につんつんすると相手にぶるぶる振動がいくんですよね。

目の前にいる相手につんつんされて『ちょ!!お前やめろよwwwくすぐったいって!!』ってちょっかい出されるのがめっちゃ楽しかった!

声や姿だけでなく、振動でもコミュニケーションが取れるというのが面白くてVRChatユーザーの間でのミームになったわけです。

1月11日には柳透さん主催の『VRChat大規模オフ会』が開催されました。
大阪で開催されたんですけど、オフ会の催しの中でVRChatと中継して音楽イベントをやるっていうのがあって、僕はその音楽イベントのバーチャル会場にお邪魔させてもらいました。

僕は関東に住んでいるのですが、バーチャル会場からみんなが楽しんでいる様子が見れてすごく楽しかった!
バーチャルと現実ってこういう風に繋がれるんだ~って、なんかすごく新鮮でしたね!

イマーシブクラウドのクラファン企画とクエストコロニー発足の2月

2月の大きなニュースといえばVRでマーダーミステリーをやっている団体『イマーシブクラウド』がクラウドファンディングでシナリオ制作をしたっていうことかなぁ。

プロのシナリオ作家の『ぺよん潤』さんが書き下ろしたシナリオでマーダーミステリーが遊べるっていう企画!めっちゃ楽しそう~~~!!って僕も即支援しました!

クラウドファンディングは見事目標達成で40万円以上もの資金が集まったのも、VRCユーザーの『VRをもっと楽しみたい!』っていう熱を感じましたね!

それからOculus Questユーザー向けの大型集会イベントが発足したのも2月でしたね。
PCと比べて遊びに行けるワールドが少ないQuestユーザーのために、有志の方々が毎週金曜日に人が集まる場所を作ろう!と発足した『クエストコロニー』

現在でも続いている人気イベントです。

音楽イベントが盛り上がってきた3月

3月には秋葉原に『Luppet Cafe』っていう、バーチャル住人とお話しが出来るコンセプトカフェが誕生して話題になりましたね!

残念ながら現在はコロナウイルスの影響で閉店となってしまいましたが、プレオープンの時に遊びに行かせてもらって、HIKKYの社員でもある水菜さんとお話しさせてもらいました。

水菜さんに『どこから来たの~?』と会話を振られて『こやぎ星です!』と答えたら『あ、そういう感じなんだね~』と笑われたのを覚えています。

それから3月ころからVRChat内でDJイベントとかダンスイベントが盛り上がってきた感じがします。
これまでVR内でDJをやっている人がいないわけではなかったんですが、なんとなくみんなが繋がり始めたのがこの頃だったかなぁ。

それと同時に『ダンス』って文化も表に出てくるようになりましたね。

海外コミュニティではわりと古くからあったみたいなんですけど、日本ではそこまで活発でなくて…。

でもこの頃のDJイベントが盛り上がってきた時期から付随してダンスっていう文化も伸びてきたなぁと思います。

バーチャルマーケット4開催&ファンタジー集会場が閉所した4月

4月の最初には古くからの日本人の集会場で会った『ファンタジー集会所』が閉所するというニュースがありました。

VRChatを始めたらまずはここに足を運へばおk!!っていうワールドの1つであったファンタジー集会所。

かくいう僕もVRChatを初めて一番最初に行ったワールドがファンタジー集会所でした。


初めてワールドに行って、『こ・・・こんにちは!!!』って声を出したらにぼしさんって人が『あ!ビジターの人?VRChat始めたばっかりなんだ、じゃあ私が案内してあげるよ!』って話しかけてくれたのがめっちゃ嬉しかったなぁ。

多分みんなもこの場所で色々な思い出があるんじゃないかな。
ファンタジー集会所はいろんな人が繋がれる素敵なワールドでした。

4月29日からは『バーチャルマーケット4』も開催!

個人の出店はもちろん、様々な企業からも協賛出店があり、特に自動車メーカーのアウディがバーチャル上で車の試乗体験が出来るブースを出展し界隈外でも大きな話題となりました。

Questユーザー向けの展示販売イベント『クロスマーケット』が開催された5月

5月にはOculus Questユーザー向けの展示イベント『クロスマーケット』が開催されました。

Questで使えるアバターとかイベント・コミュニティのブースとか…!
Oculus Questユーザーでも楽しめる展示会イベントって言うのはこれまでほぼ無かったからインパクトが強かったですね。

2021年2月20日(土)~は『クロスマーケット2』が開催されるから楽しみです。

クロイニャンさんが会社を立ち上げた6月

6月初めにはVRChatで活躍しているモデラーの『クロイニャン』さんがVtuber向けアバター制作を請け負う合同会社「黒猫洋品店」を設立したことを発表して話題になりました。

VRChatから仕事が生まれて会社になっちゃった!

「VR界と自分がいるコミュニティを永続させ、より良くするために、クロイがやりたいこと全部やるための会社」

という思いで創設された会社。
VRの世界がもっと楽しくなるようにというクロイニャンさんの気持ち…!熱いぜ!
Vtuber向けの3Dモデル制作やアバター販売、そのほかもろもろ企画もやってて、ちゃんとビジネスになってるからすごいです。

それからバーチャル空間でのボカロイベント『Virtual to Vocaloid vol.2』がVRChatで開催されたり、音楽イベントもますますの盛り上がりを見せていい感じにバイブスが上がってきました。

企業参入が目立ってきた7月

7月はKADOKAWAがVRChat上にフィギュア展示ワールドを作ったり、バーチャルシンガー花譜とdocomo 5Gのコラボレーションによる展覧会HAYABUSA EXPERIENCE by 3.5D × docomo ONLINE EXHIBITION」がVRChat上で開催されたり、なんか結構企業が入ってきた感じがします。

4月ころにコロナウイルスが日本に襲来してやべ~~~~ってなって、イベントも旅行も自粛!ってなっちゃった中、『これリアルイベントどうしようもないからオンラインイベントでやるしかねえな』って企業がいろいろ企画練ってたのがここにきてリリースされ始めたのかなって印象でした。

ユーザーイベントの方も盛り上がりを見せていて、ユーザー主体の3Dモデル展示イベント『バーチャルフロンティア』の開催されたり、VRChat上で着せ替えが出来る『ColorfulMagic』という企画が発表されたり。

ユーザー主体のイベントも大きくなってきました。

clusterのポケモンイベント&コミックVケット・ミュージックVケットがあった8月

8月には日本発祥のVRプラットフォーム『cluster』でポケモンのイベントが開催されました。
バーチャル世界にポケモン!?遊園地で遊べるの!?
わ~~~い!!!


しかもピコ太郎も来る!なんで!?
コロナ渦で一気に注目の的となったcluster、今後も目が離せないプラットフォームになりそう。

VRChatではコミックVケットとミュージックVケットが開催されて盛り上がりました。
特にミュージックVケットはVRとの相性良くて、バーチャル空間上を練り歩いて試曲が出来るのは現実よりも利便性高いですね。

空間があるからお祭りの雰囲気を味わえつつ、試曲に順番待ちが発生しないのは画期的。

あとすごい個人的な話なんだけど、そうめんがラーメンの味になるワールドめっちゃ良かった。

これはマジでやってみてほしい。

多分めちゃくちゃ笑う。

RPCパラソルさんのお化け屋敷がめっちゃ怖かった9月

9月はVRアーティストのせきぐちあいみさんの個展『せきぐちあいみVR個展』がVRChat内で公開されました。

絵画の中に入れる不思議な展示会。

体験できる展示会、これもまたVRならでは。

RPCパラソルさんからは『体験型VRホラーイベント 響』という予約型ホラーイベントが開催されました。屋敷に隠された3つの鍵を探して脱出するという体験型ホラーイベント。

ホラーワールドはVRCの中でも人気のあるコンテンツですけど、このイベントは人力で怖がらせてくるんですよ!ちゃんとスタッフがいて、お化け屋敷さながらの演出があって面白い!

やっぱ人が運営するイベントの楽しさって、その場その場でしか味わえない臨場感がいいんですよね。何度遊んでも楽しい。

Oculus Quest2が発売・メディアにもVRが取り上げられることの多かった10月

2020年10月13日(火)にはOculus Quest2が発売されました。

初代よりも価格が安くてしかも性能も上がっているだと…!?
VRデバイスは黎明期のスマホ並みに進化早いんすね。
かがくのちからってすげ~~~~!!

それから相棒19初回放送でVRがテーマに上げられたのはびっくりでした。

右京さんがVR被るんですか!?
国民的ドラマにVRが登場するって、なんかVRの認知も進んできてて感慨深いなぁ。

テレビといえば『世界の何だコレ!?ミステリー 』っていう番組でもVRChatのワールドが再現VTRとして使われました。

宮野原宮乃さん制作のVRChatワールド『the station-VRきさらぎ駅-』がロケ地として使われたのです。

VRがロケ地って面白いね。

音楽イベントもめっちゃ盛り上がってて、秋葉原エンタスっていう秋葉原の一等地にあるオノデンビルの中の箱がVRChatの中に『VRエンタス』っていう現実とそっくりのワールドを作りました。

それでVRと現実と同時並行のイベントをやるっていう面白い企画をやったんです。

僕も『スパチャDJハロウィン』に遊びに行かせてもらったんですけど、VRChatの中で活躍しているアーティストが現実の箱でライブしてる姿を見て、なんだかうれしい気持ちになりました。

VRChat plus開始・ユーザー主体の経済が芽吹き始めた11月

11月にはVRChatに『VRChat plus』っていう課金システムが実装されました。

支援するとVRChatがちょびっと便利になるサブスクリプションサービスなんですけど、日本人コミュニティの反応としては『やっとVRChatに課金できる!うおおお!!』みたいな好反応が多かったです。

課金するから運営頑張ってくれ!もっと便利な世界にしてくれ!っていう期待がユーザーからあふれ出てましたね。

運営のアナウンスにはこれを機にもっと開発進めていく感じっぽいから今年はもっと驚くサプライズが来るんじゃないかな。

それから今年2月にクラウドファンディングで話題を集めた『イマーシブクラウド』のマーダーミステリー。

なんとVRChatと公式パートナー契約を結んでチケット公演の有償販売が出来るようになりました!

ユーザー主体の経済で3D販売だけじゃない、純粋なエンターテイメントで収益を得られるようになった第一歩!

アバター販売だけでないエンタメ文化の芽吹きを感じました。

11月9日~11月30日までやっていた『クロスマーケット2』のクラウドファンディングも220万円以上の資金を集めることに成功しました!
わずか一か月足らずでこんなに大きな額が集まるのはすごい。

企業参入が本格的になってきた12月

そして12月にはいよいよバーチャルマーケット5が開催。

個人出展者も1100サークルを超え、企業出展にはディズニーストアやBEAMSなど普段の日常生活で目に触れる店が多数出展しVRと日常が溶け合っていくのを感じました。

年末のニュースで一番驚いたのがVRChatに常設ショッピングモール型ストアが出来るという事でした。

バーチャルの世界にショッピングモールが出来て、おともだちと一緒に『これ可愛くない?』とか『ねぇねぇ!いいもの見つけたよ~!』なんて言いながらショッピングを楽しめたらいいのになぁ…と思っていたのが現実になったのが衝撃的でした。

店舗はこれから順次入る予定みたいです。

Gugenkaはバーチャル界隈のイオンになるんでしょうか?今後どう発展していくのか楽しみですね。

来年はも~っといい年になるよね!

こうして1月から振り返ってみると今のVRの世界、F1スーパーカーよりも速いスピードで文化が発展していってるなぁと感じます。

コロナの影響もあって年の後半からの企業参入が活発ですね。
コロナウイルスのパンデミックは天変地異みたいな出来事でしたが(てか今もコロナ渦中だけど)VRのみならずあらゆるリモートコンテンツが急速に発展した1年でした。

バーチャルライフマガジンも1月から振り返ってみればいろいろ成長したなぁと思います。


サイトを開設したばっかりの時、ふら~っとしーわんシティって言うVRChatの集会ワールドに入ったときの思い出なのですが、ふと気づいたらワールドにこんなメッセージが書かれてたんです。

誰が書いてくれたのかいまだにわからないんだけど、このメッセージを見たときにカ~~~っと体が熱くなって心臓が跳ねあがりました。

感謝の気持ちで胸がいっぱいになりながらも、ドキドキして手に汗がじんわり滲み出ていた感覚、今でも忘れません。

あの時の気持ちを忘れずに、これからもみんなの活動を応援する、みんなの役に立てるメディアサイトになれるよう頑張りたいと思います。


そしていつかこのメッセージを書いてくれた人にお礼が言えるように…